素材は重要な要素だ。カーボンファイバーは、一般的に鉄よりも強く、70%も軽い素材です。F1マシンで重要な役割を果たしているだけでなく、現代の航空機(ボーイング787ドリームライナーの機体は50%がカーボンファイバー製だ)自転車、ロボット、ドローンなどにも使われている。カーボンファイバーは製造業において非常に有用であると同時に、技術的に先進的なデザインを象徴するものでもある。メルセデスAMG GT Rに装備されているカーボンファイバーパッケージを見れば、それがいかに魅力的であるかがすぐにわかるだろう。
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 「AMG」に採用されたこのカーボンファイバー製文字盤は、洗練されたセクシーな見た目以上の目的はないが、その美しさは折り紙付きだ。カーボンファイバー製文字盤は2000年代半ばに一時期流行したが、当時のIWCは全く別の観点をもっていた。コンセプトとしても見た目にも、この時計には2005年を象徴する何かがあるが(良い意味で、文字盤の編み込みパターンが、当時を思い出させる)、43mmのケース径と15mm厚という心地よいサイズで、非常に2021年的な時計といえる。チタン製のため装着しても軽く、その分、重たい足にも余裕が出るだろう。
IWC パイロット・ウォッチ・クロノグラフ エディション「AMG」価格:128万1500円(税込) Ref.IW377903 チタンケース、43mm径、14.9mm厚。自社製Cal.69385、2万8800振動/時(4Hz)、33石、パワーリザーブ46時間。6気圧防水、アーチ型エッジの無反射コーティング加工を施したサファイアガラスを搭載。その他、詳細はIWC公式サイトへ。